年齢とともに明るさは低下し、メラニン由来の黄み帯びたくすみの出現と血行不良による赤みとのムラが顕在化してきます。
私たちの最近の世界9ヶ国女性の肌色調査でも、白~黄~黒と外観色の違いはあっても、肌色の決定因子は大部分がメラニンとヘモグロビンのふたつの因子で決定されることが確認されています。
そして、どのような肌色にも美しく見えるゾーンが必ず存在するということもわかってきています。
ニューヨークやパリの女性は比較的赤みによった素肌色が、香港では明るく白い肌が好まれていました。
ひとりひとりの肌色(首も含めて)に合うファンデーションの色を選ぶことは最初のポイントですね。
日本人の場合、戦後から1970年ごろまでは外国人女性の肌色へのあこがれから白やピンク系が主流でしたが、1977年ごろを境に日本人の肌にフィットするオークル系やアーモンド系に変化してました。
本格的ナチュラルメークの始まりです。
美肌の演出者ファンデーションファンデーションは多機能なためさまざまな形態や成分構成で処方がつくられていますから、外観色と塗布色は必ずしも一致しません。
見た目で選ぶのではなく、顔や手の甲に実際に塗って自分に合った色を選ぶのがコツです。
ファンデーションにはさまざまなタイプがあります。
主流は、水あり・水なしのどちらでも使える両用のパウダータイプ。
パウダータイプは女性が自立化し、忙しさが増したことにより、簡単でスピーディーに仕上がることで人気はダントツです。
次いでリキッドタイプやクリームタイプ、スティックタイプが続きます。
アメリカではファンデーションは、欠点をカバーするメークアップ性を重視していますので肌質や気候に合うリキッドタイプが主流です。
日本人の場合、半数以上がスキンケア性とメークアップ性の両方を期待しています。
したがって、季節によって切り替える人が多いわけです。
最近そのスキンケア性に注目して、油性タイプしかなかったスティックファンデーションに多量の水を抱え込んだ、初めての水のスティック(乳化型スティック)が登場しました。
天然ワックスの特異な固化現象を応用した溶け込むようななじみと、みずみずしい仕上がりが特徴です。
ファンデーションの開発研究を担当しているある若手研究員はこう話していました。
「女性の肌はひとりひとり違い、ニーズも多様。お客さまが本当に望むものに応えることで、ユーザーの心が癒されるモノづくりに徹したい」。
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